2024年3月18日から3月22日にかけて、「日本ほたて貝輸出促進協会」の推進する海外バイヤーの招聘事業の支援を実施いたしました。
海外の有力バイヤー(今回はタイとベトナム)を日本のホタテ生産地に招聘し、日本産ホタテの輸出促進を目的としたプロジェクトとなります。本事業は、日本産ホタテの魅力を海外に広め、国際市場での競争力を高めるための重要な取り組みです。
タイとベトナムの水産加工業・食品輸入卸売業の有力バイヤーを、当社のネットワークを通じて招聘いたしました。これらの企業は当地における重要な企業であり、日本産ホタテの品質や生産過程に対する深い関心を持っています。
視察訪問先では、最先端の凍結技術を駆使して高品質な「SASHIMI GRADE」のホタテを提供する事業者の現場で養殖方法や凍結加工のプロセスについて詳しく説明をいただきました。特に、細胞破壊を抑えるCAS凍結技術はバイヤーに大変大きな印象を与えました。
また、青森県陸奥湾産のベビーほたての養殖から加工までの一貫したプロセスを行う事業者の現場では、滅菌海水処理設備やHACCP認定工場の説明を通じて、同社・同地域における品質管理の高さをご理解いただけました。
さらに、噴火湾で水揚げされたほたての加工を行う事業者との面談では、ボイルほたての過熱水蒸気式スチーマーによる蒸し上げ技術にバイヤーは興味を示しました。
この度参加いただいた海外バイヤーからは、ツアー後に非常にポジティブなフィードバックがありました。日本産ホタテの高い品質に感銘を受け、取引を前向きに検討する意向を示していただくことができました。
今回の招聘事業は、日本産ホタテの魅力を海外に伝える絶好の機会となり、バイヤーたちとの有益な交流を実現しました。当社は、今後もこのような取り組みを通じて、日本の優れた食材を世界に広め、国際市場での競争力を高めるために尽力してまいります。