
東南アジア諸国の多様な文化、商習慣、言葉、生活、そして多くの人々に触れる中で、そのダイナミックでスピーディな成長市場の最中に身を置くことができました。また同時に、日本人として「日本を外側から見る」という貴重な体験もさせていただいてきました。
長いアジア生活の中で今日あらためて感じることは、日本の文化や精神(スピリッツ)の卓越した素晴らしさです。
しかしながら、我が国に目を向けますと、人口は減少の一途を辿り、今後も継続的な少子高齢化や主要産業の斜陽化など長期的に多くの社会的・経済的課題に直面すると言われております。
一方、海を越えて一歩外に出ると、そこには大きなチャンスがあります。
日本人として大変誇らしいことに、日本の製品や食事・食品、おもてなし精神やサービスのレベルは、世界におけるプレゼンスが非常に高く、さまざまな国で高い評価を得ています。これは、特にアジアの国々で顕著です。
例えば、日本の食事に対しては「美味しい」という直接的な魅力だけでなく、世界の長寿国である日本の食事の健康面への関心や、品質の信頼性、クリエイティブなデザイン、創作性、おもてなし精神などへの意識も高まっています。また、食事のバラエティの豊富さという面においても、日本は独自の歴史に基づく食文化だけでなく、さまざまな外来の食文化と融合したアイデアに溢れています。
日本の美しく素晴らしい歴史や文化から生まれたモノやサービスを、もっともっと世界で羽ばたかせたい、国内では知られていても、世界の舞台ではまだまだ知られていない眠れる日本の魅力を世界の方々に知ってほしい、またそれにより結果としてささやかながら日本経済再活性の一助となりたい、という思いで当社の事業を開始いたしました。
私の住んでおりますシンガポールは、1965年に樹立された建国56年という非常に新しい国家です。常々アジアの優等生と評され、世界トップクラスの一人当たりGDPや購買力、高い国際競争力、高い教育レベル、世界の金融センター、様々な食文化や人種のるつぼと言われる多様性など、ビジネスを展開する上で大変面白く、魅力的な環境が凝縮している国です。
しかしながら多くの日本の中小企業様にとって、いきなり見知らぬ海外の土地に行き、法律、文化、言語、商習慣、国民性等の全く違う世界で一から自社事業を展開するのは非常にハードルが高いことも事実です。
そのような企業経営者様の不安と懸念を払拭すべく、シンガポールおよび東南アジアに根付いた当社が、日本と周辺国の事業パートナー、現地の専門家集団とタイアップし、サポートいたします。事業進出のみならず、アジア販路開拓・ビジネスマッチング、進出後の運営業務代行、輸出入等について「伴走」で支援させていただき、みなさまの事業の成功をより確実なものにしていくことができれば幸いです。
ぜひ、一緒にアジア事業を成功させましょう。
Infinity Quay Asia Pte Ltd
代表:柳 拓
【略歴】
東京生まれ シンガポール在住
中央大学 理工学部卒業
学生時代に多くのアジア諸国を訪れたことがきっかけで、アジアの成長性や文化に魅了され、その大きな将来性を強く確信する。
2005年に単身タイに渡り、アジア生活をスタートさせる。
タイ、ベトナム、シンガポールにおいて日系精密機器メーカーおよび化学メーカーの現地法人代表、営業マネジメント・マーケティング分野で計17年の駐在勤務に従事。
2021年にシンガポール人配偶者とともにシンガポールに正式移住、独立起業。
現在は当社Infinity Quay Asiaにて、日本国内の中小企業向けにシンガポールへの進出支援コンサルティング、ビジネスマッチング・販路開拓支援、市場調査・マーケティング、事業進出後の管理・運営支援、イベントPR企画などのコンサルティング事業に加え、日本酒や日本ワイン、食品・飲料を中心とした輸入・販売事業を手掛ける。