自治体・外郭機関事業

【水産庁】三陸・常磐地域水産加工品輸出促進商談会2024 海外業務支援(シンガポール・ベトナム・フィリピン)

三陸・常磐地域水産加工品輸出促進商談会および産地視察:地域と世界をつなぐ新たな一歩

弊社は令和6年度、水産業復興販売加速支援事業の一環として実施された「三陸・常磐地域水産加工品輸出促進商談会および産地視察」において、シンガポールやベトナム、フィリピンを含むASEAN地域からの有力バイヤーを対象に商談会運営や産地視察のコーディネートを担当しました。本プロジェクトは、日本の水産加工品の魅力を海外市場に伝え、輸出拡大と地域産業の活性化を図る重要な取り組みとして行われました。

プロジェクトの目的と弊社の役割

弊社では、ASEAN全域にわたる多様なローカルネットワークを活用し、シンガポール・ベトナムの有力バイヤーへのアプローチ、掘り起こしからオンライン商談実施支援、日本への招聘、リアル商談会サポート、同地域における生産者訪問の同行、プロジェクト終了後の商談継続フォローアップまで、包括的な支援を提供しました。これには輸出商社との交渉や物流に関するフォロー、バイヤー側の取引準備のサポートなど、多角的な活動が含まれます。

また、バイヤーの選定においては国内の参加事業者側で準備されている水産品の需要だけでなく、海外現地における潜在的な個別の水産品ニーズを掘り起こし、商談に挑んでもらうことで各市場の特性や商材のポテンシャルに応じた調整を行い、効果的なマッチングを実現しました。これにより、プロジェクトが単なる一過性のイベントではなく、持続可能なビジネス関係を構築するための基盤を整えました。

成果と評価

商談会と視察を通じて、シンガポールとベトナム、フィリピンのバイヤーから日本の水産加工品の品質や独自性に対する高い評価を得ました。特に冷凍魚介類や加工食品が注目を集め、具体的な見積依頼や新商品の提案に進展しました。また、物流や価格設定といった課題が明確化されたことで、改善に向けた具体的なステップを共有できました。

さらに、バイヤーと生産者が直接交流し、製品への理解を深めることで、信頼関係を築く機会となりました。このようなネットワーキングを通じて、将来的な長期的取引への可能性が広がりました。

今後の展望

弊社は、シンガポールやベトナム、フィリピンに限らず、タイ、マレーシア、インドネシアなどのASEAN全域およびインド・台湾等を対象とした輸出支援も行っております。

具体的には、市場ごとのニーズに合ったプロモーション戦略、物流体制の整備、そしてバイヤーや生産者との持続的なフォローアップに注力していきます。こうした取り組みを通じて、日本の地域産品が国際市場でその価値を一層発揮できるよう、尽力してまいります。

また、弊社は水産加工品の輸出支援に限らず、日本産の飲食品、美容・化粧品、医療機器といった幅広い分野においても、バイヤー発掘や取引支援を行うことが可能です。これらの分野での輸出をご検討されている個別の中小企業様、関連の海外輸出プロジェクトを企画されている自治体様・外郭行政機関様もぜひお気軽に当社へご相談ください。

最近の記事
おすすめ記事
  1. ブログサンプル5

  2. ブログサンプル4

  3. ブログサンプル3

  1. 登録されている記事はございません。
TOP